商品詳細
- フライ素材:20DポリアミドRS シリコン3000mm
- インナー素材:15DポリエステルRS
- フロア素材:40DポリアミドRS 240T ラミネート10000mm
- サイズ:長さ250cm×幅155cm×高さ95/105cm
- 収納サイズ:35×14cm
- 総重量:940g/1000g(min/max)
- ポール:AL7001 T6 7.5mm
- 2人用
- ハイテクシリコン加工テント(軽量、高強度、UV)
- パワーフレー(風速80km/h耐久テストに合格)
- シンプルセットアップ
- シリコンリップストップ
- シングルアーチ
- メッシュウィンドウ
- サイド出入口
- サイド前室
- アリ侵入防止フロア
メーカー品番
10265
ナチュラム商品番号
1008086
ジャンル
- 上級者
軽くて居住性の良いソロテントが欲しい!って方には本当にオススメできます。(特に長身の方は必見!) 今まで、登山用のドーム型2人用テントを使用していましたが、このテントの軽さ(約1kg)には感動すら覚えます。 115cm&90cmの短辺はソロでの使用には必要十分です。靴とポール以外のほとんどの装備を室内に置いていても余裕がありました。 また、長辺230cmは身長187cmの私でも頭も足元もインナーの壁に付かず、今までドームテントで対角線に寝ていたのがウソのような快適さです。 両端の短いサブポールのおかげで頭・足元とも壁が垂直の立ち上がりになるので、内寸高のスペック(90cm)以上に開放感があります。 インナーはフライに連結している(分離もできます)ので、わざわざインナーを立てて、フライを被せて、という段取りを踏まなくて大丈夫です。ポールを立てて、両端のサブポールを立て、各所の張り綱を張ればOK、という簡単さ、です。 収納も、折りたたむ、というよりもシュラフ等のようにくしゃくしゃとスタッフバッグに適当に詰め込む、という感じで収納します。(正直、撤収時間は従来のものよりも格段に早くなりました。) 通気性は思ったほど悪くないです。両端に張り綱に引っ張られる形で△窓(メッシュ張られているので虫の心配は無用)があり、またドアの上部1/3ほどがメッシュになっていて、ここで通気しています。 国産テントのようにメッシュとの切替ができないので、大きな換気を望まれる場合には不適かもしれませんが、真夏の八ヶ岳(@青年小屋)で快適に過ごせましたので、特に問題ないのかな、と。 欲を言えばフライのドア付近にもベンチレーターがあると尚良かったのでしょうが、ここは各々の工夫の見せ所、かもしれません。 耐水性についてはゲリラ豪雨に見事耐え抜きました。軽量化ゆえ、ぺらっぺらの極薄ナイロンですが、全く問題なしです。フロアの耐水圧は脅威の10000mmですが、これは「コーティング」ではなくて「ラミネート」だから、とのこと。素材の良さは痛感します。 耐風性については暴風下ではまだ使用をしていないので何ともいえませんが、短時間の突風レベルには十分耐えています。むしろ高さが低いので、従来使用してたドームテントよりも煽られなかった印象。 張り綱さえキッチリ張れれば、恐らくスペック通り(風速80km/h耐久テストに合格)のパフォーマンスを見せてくれると思います。 最後にデメリット。 非自立型なので、どうしてもペグが利かない場所では不安定になります。 フライをかなり強力に引っ張らないとシワが寄って雨天時に支障が出そうな感じがするので、張り綱に石をつないでやる場合には相当重さのある石につながないと厳しいかと。 あと、両端のサブポールから張る張り綱には自在が付いていますが、メインポール脇から張る張り綱には自在が付いてないので、予め購入しておくのが良いかもしれません。 ペグは細くて軽量なのですが、芝生や土の柔らかいところなどは良いでしょうが、稜線上のテン場など、地面が硬い場所には頼りないかと。その際にはVペグ等、お手持ちの堅牢なペグを使用されるのが吉です。 設営時にはテントの形になるまでは早いのですが、フライをシワ無くピシッとさせる“微調整”に手間がかかります。 これは慣れの部分が大きいと思いますが、4隅+サブポールの微調整に最初は戸惑うかも。 コツがつかめるようになれば設営時間は最初に比べたら短くできます。 ・・・と、デメリットもありますが、総じてとても満足度の高いテントです。 ご検討の一助になれば。