●サビキ釣りはこうしよう! |
■仕掛けを上下動させてアミエビの帯の中に仕掛けを入れよう |
釣り公園に着いたら、できるだけ潮通しがよさそうな場所を選んで釣り座としよう。いいポイントにはたいてい先客がいるから「隣で竿を出させてもらっていいですか」と一声かけてから道具を置くようにしよう。マキエで魚を寄せて釣るので、離れたところでひとりもくもくと釣りをするより、みんなといっしょに竿を並べて出した方が効率的なのだ。
仕掛けをセットして、アミエビをアミカゴに入れたら、あとはスピニングリールのベールを開けてスルスルと足元に沈めていく。いったん底まで沈めてだいたいの水深を調べ、あとは少し仕掛けを持ち上げて竿をゆっくりと上下させて探っていく。この上下動をさせる理由は、下げたときにカゴからマキエが放出しマキエの帯の中にサビキバリを入れたいから。アジなどの群れが回遊していて、きれいにマキエの帯の中にサビキバリが入れば、すぐにでも竿先がブルブルと震えてヒットしてくる。魚が掛かれば、ゆっくりと仕掛けを巻き上げくると口切れが少なく取り込める確率が高くなる。慣れてくれば、1尾掛かっても少し待ってから上げ、2尾目、3尾目と追い食いさせるテクニックを試してみるといい。
釣り上げたアジは、仕掛けを絡ませないようにハリを外し、よく氷の効いたクーラーに入れれば一丁あがりだ。夏場は魚が冷えにくいから、氷を多い目に持っていき、釣り場でクーラーに少し海水を入れておく。このなかに釣れたアジを放り込んでいけば、あっとういう間に氷締めができて、家に帰って鮮度抜群のアジを食べることができる。イワシやサバなど鮮度の落ちやすい魚は、絶対、氷締めをおすすめする。 |
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●探り釣りはこうしよう! |
■柱や堤防の継ぎ目などを底から上へ広く探る |
探り釣りで狙う場所はとにかく障害物があるところ。魚はそんな隠れられそうな場所を好む。底に捨て石が入れられている、釣り台の柱がある、堤防のつなぎ目があるなど、変化があるところを釣り座に選ぶことが大切だ。
仕掛けにエサをセットしたらあとは両軸受けリールのストッパーをオフにして足元にスルスルと沈めていく。トンッと底に着いたらリールを巻いてオモリが底から10cmほど上にくるようにして竿を足元に置いてアタリを待つ。時折、竿をしゃくってエサを踊らせると効果的。しばらく待ってアタリがなければ仕掛けを50cm上に移動。そこでもアタリがなけらばさらに50cm上に移動…と、垂直に広いタナを探って、魚の居場所を見つけるようにする。1尾釣れれば、そのタナを覚えておいて、次の投入からはそのタナを中心に攻めていく。メバルは群れでいる魚だから、泳層を見つけて上手に釣れば2尾目、3尾目と連続してアタリがあるものだ。
カサゴは底の石の間や堤防のつなぎ目のすき間に隠れている魚だから、カサゴが釣りたければ、そんなすき間を見つけて仕掛けを下ろしていくといい。狙ったところにカサゴが居着いていれば、すぐにアタリがあるはずだ。反対に、中層に仕掛けを持っていって待てば、うまくするとスズキが食ってくることもある。2mの短い竿でも60cmを超えるスズキが掛かってくることもある。切られずに取り込むことができれば、最高にうれしい1日になるはずだ。 |
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