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ビクトリノックス特集

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ビクトリノックス(VICTORINOX)の刃物工場は1884年、カール・エルズナーによって創業され、今日では従業員950人を擁し、シュビッツ州で最も重要な工場となり、ヨ−ロッパ最大の刃物工場となりました。

ビクトリノックスの成功物語は、帽子職人の息子であったカール・エルズナーが、修業を終えて、シュビッツの近く、イーバッハに小さな刃物工場を始めたところから始まります。

自ら主導して “スイス刃物職人組合” を結成し、1891年10月、カール・エルズナーは、初めてスイスアーミーへソルジャーナイフを納入しました。こうして必要な売上を確保し、これといった産業の無かった地域に仕事を創ることができました。

結果として、当時貧しい生活を送っていたこの地方の人々の一部が、移民として土地を離れずにすみました。仕事はまだ利益を生むほどではありませんでしたが、将来の成功の基礎となりました。

ソルジャーナイフの後には、さらにエレガントなモデル、学生ナイフ、見習い士官ナイフ、農民ナイフなどが続きました。

やがて2枚の背バネに6つのパーツを持つナイフのアイデアがひらめきました。この発明によって、カール・エルズナ−はもっと軽くて、エレガントなナイフが欲しいという将校の希望をかなえることができました。
 
 
 

このオフィサーナイフは1897年6月12日、公式に特許登録されました。その後このナイフは、歳月を経て真のマルチツ−ルへと発展しました。最初の2枚のブレードにつけ加えられていたのは、ドライバー、カン切り、コルクせん抜きと穴開けでした。

その後、消費者のニーズに合わせて機能が追加され、最上級モデルのスイスチャンプは64の部品から組み立てられており、33の機能を持っています。スイスチャンプは、64のパーツから作られていますが、わずか185gで、手のひらに収まります。

製造には450以上の工程を経ています。これはもうポケットナイフというよりは、最も実用的なマルチツールです。


オフィーサーナイフは、スイスアーミーの制式採用品とはなっていません。このためビクトリノックスでは、製品をオフィサーナイフと呼ぶ時にはソルジャーナイフと区別して呼んでいます。

だからといって、これが成功の障害になるようなことはありませんでした。アーミーの多くの士官達が、個人的に刃物店でこのナイフを購入したため、この役に立つポケットツールはすぐに大成功の製品となりました。

1909年に創業25周年を記念して、カ−ル・エルズナーはナイフの赤のセルハンドルにスイス十字を入れました。こうして自ら発明した製品をドイツ製のイミテーションと区別することにしました。

同じ年、彼の母が亡くなりました。母の献身的な働きを思い、カール・エルズナーは母の名前、ビクトリアを会社の名前にしました。この名前はすぐにナイフ製造分野におけるスイスの品質と精密さのシンボルになりました。ビクトリアナイフは各地の展覧会で賞を獲得しました。

 
 
 

1921年に発明されたステンレススチールが早くも、1923年にはイーバッハにもたらされ、ステンレス製のビクトリアナイフの名前は、世界的なステンレススチールの国際的な呼称である “inox” と組み合わされ、この二つの名前から、今日の会社名であるVICTORINOXが誕生しました。

第二次世界大戦後、ビクトリノックスのポケットナイフが、アメリカ陸軍、海軍、空軍のPXストアーに大量に納品されました。この結果“スイスアーミーナイフ”という呼称が生まれ、ビクトリノックスナイフの象徴となりました。

一方で、イミテーションから自社の製品を守るため、さらに新たな取り組みが必要でした。ビクトリノックスは、同じスイスの競合メーカーであるウェンガ−と共同で、外国メーカーがナイフにスイス十字を入れることを禁止する裁判所の命令を得ました。


イーバッハの工場では、オフィサーナイフが1日25,000本、その他小さなクラシックやスイスライトをはじめ300種類以上のポケットツールが30,000本生産されています。

さらにキッチンナイフやプロ用のナイフなど45,000本も作られています。生産量のおよそ90%が世界100カ国以上へ輸出されています。

ビクトリノックスの製品は、国際的に有名な会社の広告のモチーフとして使われるケースが度々あります。これは、ビクトリノックスががもつ品質と、幅広い使いやすさを象徴するものとして世界的に知られていることが背景となっています。

また、ジョンソン大統領以来、アメリカの歴代大統領は、ビクトリノックスのポケットナイフに自身の署名をゴ−ルドで名入れして、ゲストに贈っています。NASAではビクトリノックスナイフはスペ−スシャトル乗組員の大事な標準装備品のひとつに採用されています。

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1951年に特許を取得したビクトリノックスのカン切りは品質について、ほかのポケットナイフに付属するカン切りの追随を許しません。
   


カン切りの先端は、マイナスドライバ−(小)となっていて、プラスネジにも対応可能です。
   


ビクトリノックスでは、コルクせん抜き側のアルミディバイダ−には、きわめて硬く、キズのつきにくい表面処理である、アルマイト加工を施しています。この表面加工処理をすることによって、パ−ツのコストは3倍にもなります。コルクせん抜きに納められている眼鏡ドライバ−はビクトリノックスの特許です。
   


リ−マ−(穴あけ)は研削工程をさらに2工程追加することによって、最も使い易い形状に加工されています。
   


マイナスドライバ−(大)は開いた位置では背バネの力が大きくかかります。先端はナイフの中心線にたいし、89度にセットされています。これによって、使用中に閉じることを防いでいます。またアングルドライバ−としても使用可能です。
   


せん抜きはいろんなびんのせんに対応できるようにデザインされています。
   


ビクトリノックスののこぎりはいちばん長くなるようにデザインされています。のこぎりの刃はすべて両面に刃付けがしてあります。金属のこぎり、金属やすりは高い表面硬度を持ち、長く切れ味を持続します。
   


最終の品質検査部門では90人が品質検査に当たり、完全な製品のみが出荷へまわります。この製造の最終工程では、ナイフは1本ずつ各ブレ−ド、機能を全てマニュアルでチェックされ、完全な品質を保証しています。ビクトリノックスは材料や、製造工程の欠陥による故障にたいし、永久保証しています。

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