釣った渓流魚は香ばしい塩焼きで味わおう!
渓流で釣ったヤマメやイワナは美味しいお土産になります。各河川の漁協が定めた体長制限や尾数制限を守るのはもちろんですが、資源保護のために、必要な分だけ持ち帰るのがマナーです。リリースする魚は、乾いた手で触らず、ハリを優しく外して、なるべくダメージを与えないように川に放します。
さて、キープした魚をどう料理するか?20~25cmほどの渓流魚は、塩焼きがおすすめです。炭の強火の遠火でじっくり焼けば、身はふっくらと皮まで香ばしくいただけます。釣り仲間とキャンプをすれば、炭火焼きも実現可能。獲物を味わいながら、釣り談義という贅沢な時間が過ごせます。
渓流魚を美味しく持ち帰るには
持ち帰る魚は、釣ったらまず締めます。これは冷やす際にバタバタ暴れさせず、体が曲がった状態で硬直させないためにです。締め方はおでこを指で弾いたり(いわゆるデコピンです)、岩に打ち付けて失神させます。また神経締めの道具を使って締めるのもオススメです。締めた魚はクーラーボックスで冷やしますが、歩きながら釣りをする渓流では、クーラーボックを持ちません。そこであると便利なのが、小型ソフトクーラーバッグです。これに氷を詰めたビニール袋を入れて、カバンやリュックに入れて携行します。締めた獲物を冷やしながら保管すれば、鮮度を保って美味しく持ち帰れます。なお、ヤマメ、イワナは長時間水に浸けると味が落ちるので注意しましょう。
用意するもの
○釣ったトラウト
○塩
○竹串
調理1.渓流魚のさばき方
1.体のぬめりをきれいに洗い流したら、お尻の穴に包丁の先端を入れ、お腹を喉元まで割きます。
2.下アゴのハの字の部分に包丁の先を入れて、下アゴの骨から切り離します。
3.下アゴの骨を押さえ、切り離した下アゴ部とエラを持ってお尻のほうへ引き裂きます。すると一緒に内臓も取れます。
4.内臓が取れたら中骨沿いにある血合いを指でこすりながら洗い流します。きれいに取らないと臭みの原因になります。
5.水洗いしてペーパータオルなどで水気を拭き取ったら下処理は完成です。
調理2:塩焼きを作る
家庭の魚焼きグリルで焼く場合は、下処理した魚に塩をふって焼きます。尾ビレ、胸ビレ、腹ビレ、背ビレは多めに塩をふる化粧塩をすると、焦げずに見た目も美しく焼き上がります。一番美味しい焼き方は、炭火で強火の遠火です。本格的に焼く場合は、まず串を打ちます。
串は口から刺し、エラ蓋のすぐ後ろ付近から出して、すぐに縫い刺します。中骨をくぐらせて、尾部で串を出せば完成です。20cmほどのヤマメ、イワナならこの刺し方がおすすめです。ニジマスなど大きめの魚は、魚体をS字にうねらせるように刺します。串に刺したら塩をふり、化粧塩をして強火の遠火でじっくり焼きます。ブロックなどを利用して炭火の周りに串を立てると、焦げすぎず、香ばしく身がふっくらな渓流魚の塩焼きが出来上がります。
いかがでしたでしょうか?釣り仲間とキャンプをすれば、炭火焼きも実現可能。獲物を味わいながら、釣り談義という贅沢な時間が過ごせます。ナチュラムでは、釣った魚の料理レシピの公開中です♪さらに、渓流魚を釣ってみたいと思った方には、釣り方を説明したページもありますので、よろしければチェックください!
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