キャンプで大活躍!ダッチオーブンの選び方から使い方
ダッチオーブンってどんな調理器具?
キャンプや料理をする人であれば「ダッチオーブン」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?InstagramなどのSNSやネット上で映える写真を見たことあっても、実際に使ったことがない方も多いのでは?
ダッチオーブンとは、厚さのある鉄製蓋つき鍋の総称で、古くはアメリカ西部開拓時代の生活にて使用されていたとされています。(引用:LODGE)
現代でもアウトドアで使われることが多く、豪快に調理できることからキャンプでも定番の調理器具になっています。
特徴その1:1台で様々な調理方法に対応可能
ダッチオーブンは鉄素材でできた鍋のため、焼く・炒める・煮る・揚げるはもちろん可能で、それに加え底網などのアクセサリーを使用すると蒸しやロースト調理も可能です。
密封性と蓄熱性抜群でそれぞれの調理方法もワンランク上の味に仕上がるかもしれません
特徴その2:薪や炭を鍋の上に置いて調理が可能
分厚い鉄製の蓋がついてるのがダッチオーブンの特徴です。
本体も蓋も同素材のため、薪や炭を上に置いて調理することができます。蓋には炭などが落ちないようヘリがついているものが多く、これにより全方向から均等に火を通すことが可能です。
特徴その3:無水調理や蓋をフライパンにするなど多様な活用方法
重くて扱いにくいと思われがちですが、重い蓋がダッチオーブン内の密閉性を高めてくれるので、無水調理も楽しむことができます。
ほかにも鍋と蓋それぞれで火にかけることで、本体をそのまま鍋に、蓋をフライパン代わりにしてつかうことができるなど様々な活躍をしてくれます。
ダッチオーブンの選び方~素材から大きさまで
素材の違い
鋳鉄製
- 使い込むほど使いやすく
- 蓄熱性と保温性に優れている
- 価格帯は安価
- シーズニングが必要な場合がある
- かなり重い
ステンレス製
- とてもさびにくい
- シーズニングと手入れが不要
- 価格帯は高価
- 鉄に比べて比較的軽量
- 育てる楽しみは少な目
黒皮鉄板製
- 鉄製だがさびにくい
- ヒートショックに強くタフに使える
- 鋳鉄に比べて比較的軽量
- 育てる楽しみは少な目
- そもそも種類が少ない
鋳鉄製 | ステンレス鋼 | 黒皮鉄板製 | |
---|---|---|---|
シーズニング | 製品によって必要 | 不要 | 必要 |
錆び耐性 | つきやすい | ほぼつかない | かなりつきにくい |
メンテナンス | × | ◎ | 〇 |
熱の伝わり | 〇 | × | 〇 |
重さ | × | ◎ | 〇 |
大きさの違い
- 直径は約30cm
- グループや大人数での利用
- ダイナミックな料理におすすめ
- 直径は約25cm
- ファミリーでの利用
- 初めての購入におすすめ
- 直径は約20cm
- ソロ~少人数での利用がメイン
- 家庭でも使いやすいサイズ感
12インチ | 10インチ | 8インチ | |
---|---|---|---|
直径(約) | 30cm | 25cm | 20cm |
容量(約) | 6.5L | 4.0L | 1.7L |
目安 | 大人数・大きな料理 | 3~5人 | 1~2人 |
※容量はLOGOS同シリーズを参考
※容量はLOGOS同シリーズを参考
形状の違い
ダッチオーブンは歴史が長いこともあり、様々な形状のものが各社メーカーより販売されています。足つきのものであったり形状が異なっていたりと種類が豊富でそれぞれで特徴・使い勝手が異なるためご自身の目的合ったものを探してみてくださいね!
ダッチオーブンを使用する上での注意点
使用前にシーズニング必要かチェック
近年大手メーカーから発売されているダッチオーブンはシーズニング不要のものが多くなっていますが、シーズニング不要のものでも錆止めが塗布されていることが多いため、使用前の手入れは必須になっています。
ご自身で購入したダッチオーブンの取り扱い説明書をよく読んで正しく使いましょう。
使用後・保管時はしっかり洗い油を塗りこむ
一般的なダッチオーブンの多くは鉄製となっており、非常にさびやすい素材です。
使用後に水・お湯で洗浄後そのままにしておくとすぐに錆びてしまいます。そのためシーズニングと同じような要領で、使用後も油での被膜をつくっていくことが大事になります。
定期的にメンテナンスをしよう!
しっかりとメンテナンスを行わず、長期間使用していないと錆びてしまうことがあります。
軽いさびならまだしも重度のさびとなると今まで育ててきたものがすべて無駄になってしまいますので、他のキャンプ道具の点検と一緒に定期的に様子をみておきましょう。
ナチュラムおすすめセット&アクセサリー
もちろんダッチオーブン本体のみで使用することができますが、各ブランドから発売されているアクセサリーを使用することでより便利にお手軽に使用できるようになります。
それぞれセットで使用&購入する例を下に載せていますので、参考にしてみてください。
ナチュラムでは一つ購入するだけですぐに使用できるようになるオリジナルのセットも販売しておりますので要チェックです!
ユニフレーム
SOTO
LOGOS
実際にダッチオーブンを使ってみました!
今回使用したのはCAPTAINSTAGの“ダッチオーブン ビギナーセット”。
このセット商品一つでダッチオーブンとアクセサリーにレシピブックまでついてくるロングセラー商品です!
1. こちらのダッチオーブンはシーズニング不要の製品となっていますが、錆止めの塗装がされているため事前にしっかりと洗っています。
2. ダッチオーブン本体を乾かしている間に野菜とお肉を切り、底網に野菜、お肉の順で乗せれば調理前の準備完了です!
3. 1時間ほどじっくりと下から火を通した後に上の部分に焼き目と火を通すため、蓋の上に少し炭を移動させました。
長時間上に熱源を置いとくと焦げてしまうため様子を見ながら火を通していきましょう。
4. 1時間半ほど経過したら、全体に火が通り焼き目もしっかりとついていました。野菜はホクホクで当初想像していたより数倍簡単においしい料理がつくれました!