大型のアジを狙え!
34がおすすめするSタッチを使用したボートアジング!
近年、にわかに流行りつつあるボートアジング。
元より餌を使ったアジ船は定番であり、それがルアーでできるとなれば人気がでるのも当然です。しかしタックルやリグが岸からとは異なりハードルが高くなるのも事実です。
ここではアジング界を牽引する「34」の提唱するボートアジングについて紹介します。
34ボートアジング開発ストーリー
ボートアジングは少し前までは難しいと思っていたのですが、Sタッチの出現で実に簡単になりました。
それまではスプリットやダウンショットなどの研究をしましたが、スプリットを入れることでどうしてもリーダーが絡みやすくなり、しかもあたりが非常に繊細になります。
それを防ぐには船釣りや投げ釣りの天秤等を使用するしかなく、天秤はアジングではなく船釣りに近くなるからなと、妙なこだわり持ちながら、ダウンショットリグを試すも釣果の差が激しく安定しないので使いがたいと考えていました。
そんなふうに考えている際にSキャリーを使ってオカッパリでアジングをしている時にひらめいたのが、このSキャリーの代わりにオモリを付けること。そうすれば交換もワンタッチでできるし、ジグヘッドまでの距離も自由自在にできるのではないかと考えました。
そこで試しにSタッチを使用してナス型オモリを付けたところほとんど絡まず、しかもSタッチのウキ止めゴムの質が良いので20g位のオモリを付けてもズレないと判明しました。
ここからはボートに乗って色々試すだけで、最初はPEを作るつもりがなかったのでピンキーを使用して試行錯誤していたとき、水深がある場所においてはロッドでは感じることができないアタリがあることに気が付きました。
水深のある水中は、潮が複雑なのでアタリの伝達がどうしても悪くなり、
ロッドをシャクッたらアジが掛かっていると言うことも多かったので、試しにFPR-55を持ち込んでFPR-55のF-tuned ティップを使えばアジが食えば何らかの形でラインが引っ張られるはずなのでティップにアタリが出るのではないかと考え使用してみました。
すると、これが見事にハマり1〜2cm位引き込む動きもあればティップを弾くようなものもあり、観察すると波とは違う千差万別の動きでアジのアタリを知らせてくれると分かってきました。
しかもベリーを強くしたファーストテーパーのロッドなので結構な重量を背負ってもベリーで支えてくれ重くてもトゥイッチは入れることができます。
これならば、初心者でも十分にアタリを認識してもらえるので、後は確実なるメソッドを作り上げればボートアジングは成立させることができると確信を持ちました。
先ずはアジの量も大きさも他所とは違う大分の豊後水道でテストを繰り返し、ここでの釣り方をマスターしそこから長崎、福岡、東京湾、新潟、瀬戸内と色々な地域でテストを繰り返していると大体三つのメソッドで全てまかなえることが分かってきました。
大きく分けて縦の動き、横の動きとリアクション、この三つのパターンしかなくこれに少しエッセンスを加えアレンジしてやるだけでどこのアジにも通用することがわかったのです。
ARメソッドとは(Sタッチを利用したリグ)
開発ストーリーで出てきた《ALL RANGE(全範囲)メソッド》 これは34がやっているSタッチを使用したボートアジングの釣り方を意味しています。
アジという魚は非常に面白い魚で魚探を見ていても常に動き、ボトム(底)にいたかと思えば10mも浮いたり、また沈んだりと上下にものすごく動く魚で、いつもボトムばかり釣っていたのではアジが浮いてしまうと全く釣れなくなってしまいます。
そうするとボトムから表層まで探れる釣り方が必要になりますが、ご存知のように沖の場合オカッパリと違って水深もマチマチで浅い場所で10m、深い場所だと80m位まで釣り場が存在します。
それらの変化の激しいポイントに合わせるためにはシンカーの重さをしょっちゅう変えないといけないわけで、Sタッチに付いているスナップスイベルにシンカーを付けるだけでワンタッチに交換できるので水深の変化、潮の変化、アジの活性によるシンカーの使い分けが簡単にでき、あらゆる層にいるアジにアジャストできます。
要はオカッパリと同じでアジの居る層にワームを長くキープさせることが重要で一つの釣り方としては、ワンピッチで上げてステイ、またワンピッチで上げてステイを繰り返していきアジの居る層を探っていき、アジの活性や食性によりキープする時間を長くしたり短くしたり調整しながらその日の一番食うステイ時間を見つけます。
このようにしてアジのいるレンジを見つけたらそのレンジにキープしながらよりワームを目立たせる様に色々な方法で誘いながら釣ります。
アタリは水深20mくらいまではロッドにも伝わりますが、それ以上深くなってくるとロッドには伝わりにくくなり、ティップ(竿先)が動くアタリを捉えるようにして少しの変化もすべてアワセます。
通常のアジングロッドではティップにアタリは出にくいため、ボートアジング専用の《Remarkable CER-62》を使用します。
このロッドを使用すれば僅かなアタリでもティップに出るため、水深50~60mといった場所でも対応できます。
バーチカルでの釣りですのでキャストは必要ありません。
どなたでも目で見てアワセることができるため、初心者や女性でも釣ることができます。
ボートアジングの最大の魅力は、ショア(岸)からではなかなか釣ることができない大型のアジが釣れることです。
すべてのレンジ(層)が攻略可能な《ARメソッド》で、ぜひギガアジを釣ってください!