炭にこだわってる?炭の種類と火の起こし方をご紹介!
キャンプの楽しみといえばバーベキュー!お酒を片手に、季節の旬の食材を入れてバーベキューを楽しんだり、インスタ映えをする料理を作ったりとさまざまな楽しみ方があります。今はおうちで気軽にバーベキューを楽しむという方も多いと思います。そんなバーベキューをする際に欠かせないのが炭!!炭といってもさまざまな種類があり、どの炭が使いやすいのか、自分のスタイルに合っているのかわからないという方は必見です!今回は炭特集として、炭の種類と火の起こし方を再確認しながら、おすすめの商品をご紹介していきます!
木炭とは
木炭は、木材を酸素の少ない状態で加熱させて作ります。木材を酸素の少ない状態で加熱すると、木材の主な成分が分解していきます。そして分解した物質のほとんどは煙となって出ていき、最後に黒色の固体として残ったものが木炭になります。
主な炭の種類
白炭
カシ系の硬い木材が使われており、叩くと鉄琴のような金属音がするのが特徴です。燃焼臭が非常に少なく、長時間安定した火力が持続します。飲食店など業務用途で需要が高く、また白身魚など素材本来の香りが重視される調理にも向いています。 また、白灰には備長炭という種類があります。煙が少ないため雑味が付きにくく、炭火焼を売り物にする料理屋(鰻屋、焼き鳥屋)などの燃料として使用されています。
黒炭
ナラ系の木材が多く使われており、白炭よりも炭素以外の成分が多く残っているので火力と、燻製のような芳香がはっきりあります。比較的着火しやすく燃焼時間も1〜2時間以内程度なので、バーベキューなど肉料理に向いています。
成形木炭
成形木炭は大まかに2種類に分けることができます。
一つ目は原料のオガクズなどを製品の形へ加圧形成し、炭化したものです。オガクズを成形薪のオガライトに成形した上で、さらに加熱炭化させたオガ炭などがあります。
オガ炭は、形状が均一で価格が比較的安価であることと、燃焼時の爆跳や煙臭が少なく、安定した高火力が得られることから、焼き鳥・焼き肉など炭焼き料理が中心の飲食店で多く使用されています。
二つ目は、炭を粉砕後、炭の粉に接着剤を添加し、製品の形に成形したものです。ヤシ殻を炭化させたあと粉砕し成形したヤシガラ炭や、木炭の粉や屑をフノリなどで固めた炭団などがあります。なかでもヤシガラ炭は高火力ですが、比較的燃焼時間が短いためキャンプやレジャーにおすすめです。
炭の比較
炭の種類によって、火のつけやすさや燃焼時間、火力に差があります。炭を使うシチュエーションや料理、ギアにあわせて、最適な炭をチョイスしてください!
炭の種類によって火の付きやすさや、燃焼時間、火力に差があります。備長炭などの白炭に火をつける場合、火の付いた炭を利用して着火させるか、トーチなどで直接着火を行いましょう。炭を使うシチュエーションや料理、ギアに合わせて、最適な炭をチョイスしてください。
キャンプでおすすめする炭を紹介
黒炭
着火しやすく、さらに早く高い温度が得られるので、初心者にも扱いやすさ抜群です。炎ではなく遠近赤外線の力で、外側はパリッと、内側はふっくらジューシーに仕上げます。ニオイや煙が出ないので、食材そのものの美味しさが活きてきます。
成形木炭
飲食店でも使用されているような炭を家庭でもお使いいただけるようになりました。外に行かなくてもおうちでも本格的なバーベキューをお楽しみいただけます。ちょっと質の高いバーベキューをぜひおうちでもお楽しみください!
チャコールブリケット(チャコールブリック)
最近キャンプやBBQで人気なのがこの成形木炭。上記の成形木炭は備長炭並みの高火力と火持ちを実現したものである一方で、チャコールブリケットは着火がしやすく、火持ちが長くない方がいいという方には適しています。また爆ぜることもほとんどないので、テントやタープ、服に穴があくことも少ないです。
ヤシガラ炭
ロゴス「エコココロゴス」は環境に優しく、簡単に着火できるヤシガラ成形炭です。ライターなどで簡単に着火でき、1分程度ですぐにバーベキューが楽しめる優れもの!1個でステーキ14枚以上ほど焼ける高火力です。(※火床底から焼網までの距離が7cmで燃焼した場合)さらに狭いエリアでも使いやすいミニラウンドタイプも登場しており、ミニでも1個で約4枚ほどのステーキが焼け、1個で30~45分ほど燃焼します。
炭の起こし方
炭の起こし方はちょっとしたコツがあり、着火剤を使用する場合と使用しない場合でつけ方が異なります。おすすめな炭の組み方を参考に、シーン別で炭の起こし方をマスターしましょう!
<着火剤を使用せずに着火する場合>
着火剤を使用せずに火をつける場合は、炭を立てて並べ、その中央に火種になるものを入れます。
着火したら上に炭を重ね、空気を送りながら火が回るのを待ちます。
熾火(おきび)でき、煙がでなくなれば炭起こし完了です!
炭の組み方として初心者にもおすすめなのは、井桁式です。
※熾火(おきび)とは、着火した薪や炭が炎を上げず芯の部分が真っ赤に燃えている状態を指します。
※井桁式はキャンプファイヤーでも用いられる組み方で、火が回りやすく火を起こしやすい方法です。
<着火剤を使用して着火する場合>
着火剤を使用して火をつける場合、火は上に向かって燃え広がるため着火剤を炭の最下部に置きましょう。
着火剤を最下部に置いた後、空気の通り道を意識して、炭を均等に配置します。
着火剤に火を付け、炭に火が付いたら、火がついていない炭を上に置き、
すべての炭に火をつけるようにしてください。ピンポイントで空気を送る火吹き棒があれば便利です。
チャコールスターターがあれば、チムニー(煙突)効果によって、より簡単に炭に着火することができます。
チャコールスターターをつかってみよう!
チャコールスターターとは火起こし器のことで、煙突効果現象をうまく利用した、燃焼を効率よく行うことができるアイテムです。煙突効果により、燃焼部に新鮮な酸素が常に行き渡るため、炭を効率よく燃焼させることができます。
< 煙突効果とは? >
煙突効果(えんとつこうか)とは、煙突の中に外気より高温の空気があるときに、高温の空気は低温の空気より密度が低いため、煙突内の空気に浮力が生じる結果、煙突下部の空気取り入れ口から外部の冷たい空気を煙突に引き入れながら暖かい空気が上昇する現象をいいます。
<チャコールスターターを使用した炭の起こし方>
着火剤を使用せずに火をつける場合は、炭を立てて並べ、その中央に火種になるものを入れます。
この時、間隔を空けて炭をセットするのがポイントです。
次に着火剤に火をつけ、その上にチャコールスターターを乗せます。
あとはチャコ―ルスタ―タ―上部の炭まで火がうつるのを待つだけ!
炭起こし初心者の方にもおすすめです。
おすすめ着火剤ご紹介
いざ、バーベキューをはじめようと炭に火をつけようとしても中々炭に火がつかない、という経験をされたことがある方も多いのではないでしょうか。一生懸命息を吹きかけたり、うちわで扇いだりと炭に火をつける作業は大変です。そこでキャンプ、バーベキュー初心者や、もっと簡単に炭に火を着火させたい方におすすめの商品をご紹介!!
水に濡れても一発で着火!!一度火がつくと水がかかっても中々消えません!!(1個あたり約13~17分燃焼します。)これがあれば苦手な着火も楽々完了です。キャンプ、バーベキュー初心者にはかなりおすすめのアイテムです。
ぜひ、自分のスタイルに合う炭を見つけて、バーベキューやキャンプを楽しんでください!!