2023年のOMMイメージ
2023年のOMMイメージ

OMM~山遊びの楽しさを学ぶ~

大人が全力で遊ぶ山遊び! OMM LITE/BIKE HAKUBA, OTARI 2023を経て

登山を中心に山遊びをはじめてから、もっといろんなことにチャレンジししてみたいと思い、初めて「OMM LITE(ラン&ハイク)」に思い切って応募してみました!
ここではOMMにチャレンジしてみたいなと思ってる方に少しでも楽しさが伝われば幸いです。

マウンテンレース OMM って何?

The Original Mountain Marathon(OMM)は、1968年にイギリスで山を愛する有志たちによって「自分自身の山岳スキルをテストする場」として創設されました。50年以上にわたり、厳しい気候条件下で開催される最も歴史のある山岳レースとして毎年開催されています。

OMMの受付を行うセンター入り口
OMM LITE/BIKEのスタート地点風景

参加者は、必要な装備を全てバックパックに詰め込んで持ち歩き、ナビゲーション能力や自己応急処置能力、判断力など、あらゆる山岳スキルを駆使して挑戦します。安全かつ正確に山岳地を行動できる経験や体力だけでなく、ナビゲーションスキルや野営技術も不可欠であり、OMMはまさに「山の総合力」が試される山岳レースです。

今回チャレンジしたOMM LITE/BIKE とは

OMMのレースにはいくつかの種類があります。今回チャレンジしたOMM LITE/BIKEの競技内容&ルールを簡単にご紹介します。

OMM LITE/BIKEは長野県の白馬村で開催されています。参加費は16,500円/人。

OMM LITE/BIKEの風景

「OMM LITE/BIKE」の名前の通り、2つの種目があります。 OMM LITE(ラン&ハイク)は、安全で楽しみながら、OMM JAPANに参加するために必要なナビゲーションスキルと経験を得られます。このイベントを通してナビゲーションスポーツに必要なコンパスワークや、ナビゲーションの基礎知識、経験、プランニング等を学ぶことができます。
OMM BIKE(自転車)は、トレイル、ダート、アスファルトなどの多彩なルートが用意されている広大なエリアを舞台に、ナビゲーションとルートチョイスによる戦略で、より多くのポイントを回り競い合う新感覚の自転車競技です。

OMM LITE/BIKEは、チームが独自にルートを選択し、時間内に数多くのチェックポイントを回りながらFINISHまで戻るOMM JAPANのロゲイニング形式(地図やコンパスを使い各地に設定されているスポットを回る宝探しのような形式のこと)のレースです。
※OMM JAPAN 本戦とはいくつかの大きな違いがあります)。
1チームは2名~5名で構成し、チーム形式のエントリーとなっています。

OMMの会場でテント設営をするナチュラムスタッフ

実際、LITE(ラン&ハイク)に参加してみると、公式サイトでも紹介している通り、体力・知識・経験の有無に関わらず、自分たちのペースで楽しむことができました。たくさんのチェックポイントを回り最高の結果を目指す人もいれば、美しい景色を満喫しながらレースを楽しむ人、白馬の美味しいグルメを堪能しながらレースを楽しむ人など、参加者それぞれが自分なりの楽しみ方でレースを全力で楽しんでいます。

また、OMM LITE/BIKEはキャンプイベントという一面も持ち合わせています。
無料で利用できるキャンプサイトが併設されており、参加者はレース終了後の15時以降はキャンプをしながらリラックスしたひと時を楽しめます。もちろん近くのホテルなどに宿泊も可能ですが、参加者の多くがテント持参でキャンプを楽しんでいました。
焚き火や音楽、キャンプファイヤーなどがあり飲食ブースも充実していました!

OMM会場に併設されたキャンプサイト
OMMと型抜きされたドラム缶でのキャンプファイヤー

OMM公式サイト

【参考】OMMで実際に使用したアイテム

今回のOMMは、特別に何か追加で購入せずに、普段自分がいつも山で使用している道具や服装で参加しました!

服装紹介

ベースとなる1番下には、汗冷えや汗のベタつきを防止するために、ファイントラック「ドライレイヤーベーシック ブラタンクトップ」を着て、絶対に日焼けはしたくないので長袖のアンダーを着て、Tシャツをきていました(どこで買ったかはわすれた)。
パンツは、普段山で使用しているストレッチ性はもちろん、撥水性、摩耗性、軽量速乾がある、ファイントラック「カミノ パンツ」を使用しました。しっかり帽子も被って日焼け、熱中症対策も忘れずに!

今回の服装ですが正直着すぎて暑かったです。参加者は基本、タンクトップや半そで、短パンでみんな赤く、こんがり焼けていました!短パンにレギンス、アームカバーを使用すれば日焼け対策にもなるし、次回参加の際はそこも検討します。ただ本当に焼けたくないので日焼け対策には必死です(笑)

バックパックは、今回夜行バス、電車と乗り継いでいったので必要なものをすべて1つにまとめました。なのでレース本番は必要なものだけを持っていき、それ以外はテントに置いていきました。レース中はバックパックの余白が大きくなってしまい、バックパックは別途トレイルラン用やアタックバックはもっていくべきだったなと反省。ただ今回使用したブルーアイス「ファイヤークレスト 38L」はショルダーがベストのようになっていることもあり動きやすかったです。これからの登山でも活躍しそうです。シューズはサロモン「SPEEDCROSS 6」を使用しました。

ギア紹介

テントはいつも登山の際に使用しているアライテント「エアライズ1」で、シュラフはイスカ「エア ドライト 160」、マットはエクスペド「Ultra 1R」を使用しました。白馬は日中日差しが強く、28度くらいまで上がりますが、夜は19度くらいまで下がりました。気温差があり体感的にはもう少し寒く感じましたが、ダウンシュラフだったので寒さを感じることなく快適に寝ました。

今回はなるべく荷物は少なく参加しましたが、他の参加者の方はしっかりキャンプの準備をしてきていました。次回参加の際はタープやテーブル・チェアなどキャンプの用意をしっかりして楽しむ予定です。

エア ドライト 160

イスカ(ISUKA)

エア ドライト 160

Ultra 1R M

EXPED(エクスペド)

Ultra 1R M

エマージェンシーヴィヴィ

SOL(エスオーエル)

エマージェンシーヴィヴィ

SOL スカウト

SOL(エスオーエル)

SOL スカウト

シームレスドライポーチ・1

マジックマウンテン(MAGIC MOUNTAIN)

シームレスドライポーチ・1

アルミクッカーセットM

SOTO

アルミクッカーセットM

コンパクトなクッカーセットで、収納時はシングルストーブ「アミカス」とボンベ(250缶・110缶)が収まります。

SEEKER 3L(シーカー 3L)

Hydrapak(ハイドラパック)

SEEKER 3L(シーカー 3L)

ウルトラフラスク スピード 600

Hydrapak(ハイドラパック)

ウルトラフラスク スピード 600

【参考】OMM体験記

ここからはOMM LITEに参加したスタッフのリアルをお伝え。

スタッフの登山歴

ご参考までにOMMに参加したスタッフのご紹介。

Sさん
年代
30代
登山歴
7年
1番勉強になった山
登山をはじめて間もない時に登った富士山。
装備の重要性、計画性の大切さを痛感する。
チャレンジしたい山
悪天候でリタイアした槍ヶ岳
Wさん
年代
30代
登山歴
4年
1番好きな山
涸沢カール。涸沢岳からみた富士山に感動!
チャレンジしたい山
天候が悪く、開始20分で引き返した蝶ヶ岳

OMM LITE(前日)

受付は前日と当日に行われています。
私たちは前日入りのため、大阪から夜行バスで白馬まで向かいました。冬ならスキーのお客さん用にバスがあるのですが…松本まで行って電車で白馬に向かいます。本当はバスが通ってるということなのですが、見つからずタクシーで向かうことにしました。
近くまで行くとOMMのアイコンが!受付を済ませ、キャンプサイトは早い者勝ちということだったのでさっそく設営しました。

OMMののぼりがお出迎え
岩岳ホワイトプラザ全景
設営したテントにNIMOのスリーピングパッドを入れるスタッフ
テント場の様子

設営後、近くを散歩したりしているとぞくぞくとテントが増えてきました。山に立ち並ぶテント風景にワクワクが高まります。
受付は21時までなので、仕事終わりに来ている方もたくさんいました。

SOTOのストーブでお湯を沸かす
OMMの文字が型抜きされたドラム缶でキャンプファイヤー

用意してきた晩御飯を作ります。周りを見るとテーブルを持ってきている人がほとんどで、なんだかストイックな感じになってしまいました…。
日が落ちるとOMMキャンプファイヤーが!ケータリングの他にBarもあるみたいです。音楽も流れるくつろいだ雰囲気の中、前日の夜は更けていきました。

OMM LITE(1日目)

1日目は10時にスタート。9時45分から主催の方によるルール説明があります。
各チェックポイントに割り振られている点数を確認しながらルートを決めます。高難易度なところは高得点ですが、私たちはバランスをみながら無理のないルートを選びます。

OMM LITE初日のスタート地点
地図とコンパスと筆記用具
白馬岩岳ゴンドラリフトで山頂方向へ進む
バックパックを背負う二人

ロープウェーを使った上にチェックポイントが集まっていたのでそこを目指します。ロープウェーを使ってもOKなのが嬉しいです!なだらかな道が続き、おしゃべりを楽しむ余裕もありました。

黄色いバックパックを背負い歩くスタッフ
OMM LITEのチェックポイント

各チェックポイントには目印のフラッグのようなものがついています。各チームに配られているキーを通すとチェック完了!このポイントの点数が計上されます。た、楽しい…。

OMM LITEのチェックポイントにキーを差し込みチェックインする
白馬岩岳のキャンプ場

その後も順調に狙っていたポイントを周り、13時を過ぎたのでスタート地点に戻ることに。

OMM LITEのチェックポイント
OMM LITEのチェックポイント

工程にあったかわいいドーナツ屋さんに寄り道。疲れた体にしみわたります。

ドーナツ屋さんの外観
ドーナツ屋さんのメニュー

受付に戻り1日目ゴール!私たちは早めに戻りましたが、ひたすらポイントを狙い回るチームもいるようです。
ケータリングがオープン、戻ってからも楽しく過ごせました。

スタート地点に戻ってきた二人のスタッフ
外で味わうスイカ
岩岳の湯 看板
会場近くのカフェで美味しいコーヒーをいただく

近くには源泉がうれしい温泉があります。新しくきれいな建物でした♪
夜になるとスマートフォンで今日の各チームの点数、タイムなどのリザルトが確認できました。ハイスコアを狙っている人たちは燃えそうです!

OMM LITE(2日目)

最終日である二日目。この日の朝はお弁当が支給されます。追加ルールの説明などを受けて出発します。

OMM LITE二日目の朝食のお弁当
OMM LITE二日目のスタート前の追加説明

この日も気持ちの良い快晴。ゲーム感覚でチェックポイントを回っていきます。

白馬村の風景
チェックインする女性

そして2日目の12時過ぎにゴール!基本はトレランで走り回っていましたが、皆さん笑顔で盛り上がっていて私たちも休みながら無理なくゴールできました。

OMMを完走
OMMを完走
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