CB センティアトラウト 5.6FUL

　 遊園地のニジマス釣り場で子供と一緒に使うために、２千円台前半で買える格安トラウトロッドを 購入してみました。実釣はまだですが、取りあえずケースから出した段階のインプレを。 　主なスペック（実測値）は、次のとおりです。 　・全長：168.5㎝（しっかりつないだ状態で、ほぼ表示どおり。） 　・自重：82ｇ（これもほぼ表示どおり。） 　 　【ブランク】 　　カーボン98％と表示されている割には軟らかい感じなので、オール低弾性カーボンなのでしょう。 ルアーウエィト1.5～７ｇ、適合ライン２～８lbとありますが、振った感じからして、ルアーウェイト１～５ｇ、 ライン２～４ｌｂといったところだと思います。８ｌｂラインが切れるくらいの負荷をかけたら、ロッドの方が 先に破損するでしょう。 　また、ケースの表示に先径1.3mm、元径9.4mmとありますが、先径はほぼ表示どおりとしても、元径の 表示は太すぎます。グリップ部直上で６mmを少し超えるくらいなので、実際は6.4mmの間違いじゃない でしょうかね。 　ブランクカラーは、深みのあるブラウンで、コルクグリップとの相性もよく、表面塗装も艶があって美し～。 　【フェルール部】 　印籠継ぎのような感じの、バット側に段差をつけて細くした逆並み継ぎです。きちんと摩擦がかかって しっかりとつなげ、ガタつきも全くありません。ちょっと前の竿では、１万円台でも継ぎが甘いものがあって、 スッポ抜けの不安を抱えながら釣っていたことを考えると、格段に品質が向上していますね。　 　【グリップ部】 　全長24.5㎝のコルクグリップが付いており、リールシートから親指が当たる部分に向かって太くなる 逆テーパーがかけられているので、キャストはしやすそうです。 　また、リールシートは、アップスクリュー方式で、リールをしっかり固定できます。シマノやアルファタックル の３～４千円台のトラウトロッドに使われているものと同じ性能があると思います。 　コルクのグレードは、ちょっと荒い感じで値段なりかな～。 　 　【ガイド】 　この値段帯のロッドにはお決まりの、フレーム脚部が逆Ａ字型のスチールガイドが付けられています。 ガイド数は全部で６個。一直線上にきれいに取り付けられています。 　リングは、多分ハードロイなのでしょうが、Ｆuji製のような艶消しではなく、Sicのような光沢があります。 十年くらい前から中国製のガイドによく付けられているリングで、「なんちゃってSic」って呼んでいますが、 実際の材質は何なのでしょう。 　【バランス】　 　この竿に付けるために、オクマ社製の「セイバー」1000番も併せて購入しました。実測値248ｇのリール で、装着して竿のバランスを見たところ、グリップ部の親指があたる付近を支点にしてバランスしました。 いい感じです。ちなみに、リールフットセンターからグリップエンドまでは180mmと心持ち長めなことも、 バランスに貢献している感じです。 　 　 本品は、細かな表示の問題を除けば、デザイン、性能とも実際の使用条件を完全に満たしております。 エリアトラウトを始め、子バス、ブルーギル、ハス、ウグイ、ワタカなど淡水の小型対象魚には最適ですね。 　今後は、耐久性についても注視して参りたい。

ナチュラムさんではなく店舗で購入しました。 比較的ガイドが大きく重いのですが、ブランクスの 曲がり方はスムーズですし、グリップのコルクも相応のものです。 トラウトにはもちろん、ウグイやカワムツ狙いに使用しています。 値段もかなり手頃なので気兼ねなく取り回せるかと思います。 バットのパワーはありませんのでバスには向かないと思います。