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2006/12/23商品番号:502460G’z G−ステンレスダッチオーブンへのレビュー 

G’z G−ステンレスダッチオーブン

このレビューが 参考になった 19人

鋳鉄のロッジ製のダッチオーブンは「シーズニング(慣らし)という面倒な作業、錆、落下や急激な温度の変化によるひび割れや欠け」等の弱点を有しています。南部鉄器製のダッチオーブンの多くがシーズニング不要を唱える中、ロッジ社自身がロッジ・ロジックの開発でシーズニングの手間を省きましたが、素材に鋳鉄を使う性格上「錆とひび割れや欠け」という2点は改善されてはおりません。GSI等のアルミダイキャスト製のダッチオーブンは「軽さ」という点では優れていますが、熱伝導率高いが故の最大の欠点である「高熱に弱い」という、およそダッチオーブンにはあってはならない欠点を有しています。スノーピークが提唱するように機能性(スタッキング性能やデザイン)に満足して、手入れも楽しみの一部である(ある意味では高価が故のトバッチリ)と割り切れるキャンパーばかりであればいいのですが、実情はうまくいかないものでです。大きな改革の波はユニフレームによってもたらされました。ユニフレームはひび割れや欠けの対策として、鋳鉄から脱却し4.5ミリ厚の黒皮鉄板を素材に選び、邪魔になる脚を省きました。アウトドアでの過酷な使用を前提とした場合、正しい選択であったことは間違いありません。しかし、錆という魔の手から逃れることに成功してはいません。いかに黒皮鉄板と言えども、使用後の手入れを怠れば、キャンプの翌朝には赤錆をふいたダッチオーブンを前にため息をつくことは間違いないからです。新富士バーナーから「G’sブランド」で発売になった「G-ステンレスダッチオーブン」はさらに一歩進んだ素材であるステンレスを使うことにより、今までのどのダッチオーブンより高いレベルで前述の弱点を克服し、更なる付加価値を手にしています。@4ミリのステンレス鋼板を使用することにより高い熱伝導率の確保し、ダッチオーブンの本来の使用目的をかなえています。Aステンレス鋼板の使用は熱変動によるひび割れや落下による欠けに非常に強く、過酷な使用条件下でもその性能を損なうことはありません。Bステンレス鋼板の最大のメリットは鋳鉄や一般的鉄板とは比較にならないほど錆に強いということです。メンテナンスフリーということではありませんが、鍋を手入れしにキャンプに行くという強迫観念からは間違いなく開放されることでしょう。C脚つきのダッチオーブンは自宅のキッチンで使うには無理があります。本品では脚をなくすことによりキッチンのガスコンロや電磁調理器にも対応しています。汎用性の広さでは他の追随を許さないダッチオーブンに仕上がっています。Dオプションを購入する場合は他メーカーの10インチ用が使用できます。購入前に確実にサイジングすることをお勧めします。

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