このレビューが　参考になった　2人

●ランスキー　スタンダードキットに仕上げ砥石(イエローグリップ)をプラスして購入し、早速手持ちのナイフのシャープニングを行いました。
●購入時に専用スタンドの同時購入も考えましたが、実際に使ってみると「手持ち」で十分なシャープニングが行えます。小型のフォールディングナイフであれば、取扱い説明書どおりに簡単にシャープニングできます。
●砥石は仕上げ砥石(イエローグリップ)の同時購入をお勧めします。ケースには全部で五つの砥石を収納できるようになっており、荒砥、中砥、中仕上げの三種類がセットさせています。
●しかし、通常のコンディション、例えば、刃こぼれなどがなく、切れ味が落ちただけの状態であれば「荒砥」は必要無く、「中砥」「中仕上」の２種類で十分です。
●さらに良いコンディションや研ぎ出した面の見た目を美しく仕上げるためには「仕上げ砥石」が必要です。今回のシャープニングは、「中砥」「中仕上」「仕上げ砥石」の三本で行いました。
●正確な角度で研ぎ出せるのが、このセットの魅力です。私自身、これまでは、和包丁用の砥石を使って研いでいましたが、ナイフの研ぎ出し面は幅が２〜３ミリ程度と狭いため、どうしても一定の角度での面出しが出来ず、研ぎ出し面が盛り上がっていましたが、このセットのおかげでストレスがなくなりました。
●カランビットタイプに見られる鎌のように内側にカーブしたブレードも難無く研ぎ出すことができます。私自身これまでは幅６ｃｍ程度の平たい砥石を使用していたので、内側にカーブしたブレードを研ぎ出すのに苦労していました。ブレードも傷つけていました。
●しかし、このランスキーのシャープナーは、砥石の幅が１ｃｍくらいなので、内側にカーブしたブレードも、ブレードを傷つけることなく、全く問題なく研ぎ出すことができます。
◆ただ、セットを収納しているプラスチックケースは締まりが悪く、改良が望まれます。
◆また、角度を一定にするガイドバー(砥石に取り付ける棒)は、ネジが緩みやすく、なれるまでストレスを感じました。ただ、なれてしまえば、ネジが弛んだままでも角度を保持したままシャープニングすることができるので、致命的な問題ではありません。
◆ガイドバーの直角部分の角度は、付属されている３本が微妙に角度が異なるので、１本のガイドバーに決めて砥石を差し換えながらシャープニングしないと、砥石を変える度に研ぎ出し面の角度が変わってしまいます。
◆大形のサバイバルナイフのシャープニングも試みましたが、結果は良好です。ただし、ナイフの側に相当な重量があるので、取扱い説明書にあるようなシャープナーのクランプを手で保持するのではなく、ナイフ本体をしっかりと手で保持してシャープニングすることが必要です。少しコツがいりますが、慣れればどうということはありません。ただ、大型のナイフは単純に時間がかかります。

このレビューが　参考になった　4人

●全体的な印象は、可愛くてオシャレなのに、その質感はレギュラーサイズのナイフをしのぐ高品質感あふれる逸品。
●ガーバートレンディーSTR、手にし第一印象は「想像していたより小さい」こと。折りたたんんだ時の長さは実測76mmくらい。手に握りしめると、手の中に完全に隠れてしまいます。たとえ小柄な女性の手でも。
●ブレードを開くときは、少し固めのロックがかかっています。折りたたんだときもブレードがむき出しになっているタイプなので、不用意に開かないようにしっかりとロックされていて好感が持てます。
●ワンハンドオープンを試みてみると、ロックがしっかりしている分、開きはじめるときに少しコツがいりますが、あとはスムーズに開いてくれます。
●ブレードのライナーロックはパーフェクトです。ワンハンドオープン&ライナーロックの他社のナイフを数本所有していますが、さすがは名門ガーバーだけあって、他社の同サイズのナイフに比べてとて最も質感を感じます。
●切れ味はまさに名門ガーバーのフォールでイングナイフそのままの、鋭い切れ味で、鋼材の品質の良さをうかがわせます。
●ポットの中、財布の中、ベルトクリップをはずせば名刺入の中にだって入ってしまう。軽薄短小にして重厚な質感、そしてトレンディーなデザインは、持つ喜びを感じさせてくれます。