SARANAC

Nanok マナティグランドFからの買い替えです。 この艇は、大きなサイドのエアチューブと木製のデッキのおかげで 初めてでも、組み立てが簡単で、とても安定していて、積載量も多く グループでキャンプに行ったときなどは、誰でも乗れて良かったのですが 収納サイズが大きく、重量も20kgオーバーと、マンションのエレベーターでの搬入出も ちょっと厳しくなってきたので、何か良いものは無いかとずっと探していました。 PAK BOATS SARANACは、収納サイズもふたまわり近く小さく、重量も不安になるほど軽い。 ということで、収納サイズ、重量と言う点では合格です。これなら、ステーションワゴンのラゲッジルームでも キャンプ用品と一緒に積み込む事が出来そうです。 いよいよ組み立てですが、説明書は英語版を印刷したものが同梱されています。 組み立てDVDが同梱されていますが、これはネット上にアップされているものと同じです。 まずはガンネルのトップに沿って、両サイドに２本のフレームを入れるのですが 船体布が固く、入れ辛いです。更に抜くときはもっと大変で、ショックコードが伸びきるまで 引っ張って、やっと抜く感じです。 キールに沿った、１本のメインフレームも、テンションをかける都合上 かなり曲がった状態で無理矢理、クロスリブを取り付けなくてはならないので 初めは、抵抗がありますが、自分の慣れとパーツの馴染みで、解消することを願います。 結果、組み立ては10～15分とメーカでは書かれていますが、実際は30分程かかりました。 クロスリブの取り付けにも力が要るので、女性だけだと厳しいかもしれません。 付属のエアシートは非常に座り心地がよく、収納もコンパクトでよく出来ていると思います。 実際に艇を浮かべるのはこれからですが、陸上で乗った感じは、重心が少し高いように思います。 両サイドのエアスポンソンの浮力も不明ですので、喫水の具合を見て、エアシートの空気圧等を調整し バランスをとってみたいと思います。 全体としては、この艇のサイズで、この収納サイズと重量は非常に魅力です。 一方、当然その分船体布等は薄かったり、フレームも細めでしょうから 耐久性や船体剛性などは、これから検証してみます。

家族４人（大人２、子供２）で乗りました。 インフレータブルカヤックからの乗り換えであるため、はじめは不安定に感じましたが、無意識にバランスをとれるようになりました。船は子供と４人で乗っても余裕がありました。喫水線が高いため、ボートの引き波による横波を受ける際は波に合わせる必要があり、油断するとすぐに水をかぶります。波に対して船首を向ければ、ぜんぜん問題ありませんでした。二人の息が合っていないせいか、スピードをあげると回転してしまいました。速度を上げての直進性の維持が今のところの課題です。