キャンプや登山で宿泊する際、欠かせないのが寝袋!!自分が行きたい季節や用途によってどれを選ぶのが良いか迷われる方も多いと思います。今回はそのポイントに重点を置きご紹介していきたいと思います!
まず寝袋には「マミー型」と呼ばれる形と「封筒型」と呼ばれる形の大きく分けて2種類があります。
体への密着性が高く、無駄な隙間がないため体温を逃がしにくい形です。1人用なのでツーリンングやソロキャンプのように1人で運ぶ荷物が多い時、登山など荷物と一緒に歩いて移動することが多い時にオススメ。ダウン使用のものならよりコンパクトになります。
ゆったりしていて、布団に近い使用感です。体への密着性がない分保温性が落ちます。同じ温度帯のマミー型と比べると少し重たくなることがあるのでオートキャンプやキャンプ場まで車で運べるときにオススメ。掛布団としても使用できます。繋げて大きな二人用寝袋として使えるモデルもあります。
さらに寝袋は様々な季節によって分類されます。
そこで選ぶポイントとして「自分がどの時期まで使用したいか」です。
シーズンの中で自分が行きたい季節の1番寒い気温に合わせる必要があります。
そこで今回オススメしたいのが「スリーシーズン用」シュラフです。
夏にキャンプをした際に、また紅葉を楽しみに秋も行きたいと考える可能性もありますし、山の近くでは気温や天候は常に変化します。その中で、快適に睡眠をとることはとても重要になります。
また中身がダウンか、化繊かによって温度帯はもちろん、適している使用シーンが違ってくるのでチェックが必要です。
ナンガの温度表記について
ヨーロピアン・ノーム
ヨーロピアン・ノームとは、EU諸国における統一規格として制定されている規格の総称で、ヨーロピアン・スタンダードとも呼ばれます。スリーピングバックに関する温度表記についてはEN13537で算出が定義されています。今までは各メーカーが独自の方法で算出されていた使用温度を、同一基準で示しています。検査は認定された第三者機関が行う公平なもので、各メーカーの独自基準に基づく使用温度表示とは一線を画すものといえます。
COMFORT
一般的な成人女性が寒さを感じることなく寝ることができる温度域とされています(快適使用温度)。一般的に女性は男性よりも寒さを感じやすいので約5℃程度高く使用温度を算出しています。
LIMIT
一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域とされます(下限温度)。これよりも低い温度は、リスクのある温度域となります。
EXTREME
一般的な女性がスリーピングバックの中でひざを抱えるくらい丸くなった状態で6時間までなら耐えられる温度域とされます。体は震えを起こすことで熱をつくりだそうとし、基礎代謝量が増えます。なお、この温度域で使用すると低体温症になる恐れがあり、非常に危険です。