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リバレイのクラフトマンと日本を代表するフライフィッシャー杉坂隆久氏が共同企画し、何度もフィールド・テストを重ねて製品化したのが、リバレイのフラッグシップブランドであるPMDです。 製品を企画するにあたり、使う側、作る側両者の譲れないこだわりを、実際に杉坂氏がミシン場で確認しながら作り上げたのが、PMDブランドの製品なのです。 |
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リバレイ製品が杉坂さんの手により企画がスタートしたのは1996年の夏。残暑が残る日にその企画はスタートしました。 以下その当時を振り返り、杉坂氏本人からコメントを頂けました。 リバレイの企画スタッフより「杉坂さん、是非うちのPMDブランドの企画に協力してもらいたいんですが…。」とオファーがあった時、まず私が出した条件が名前を貸すだけや、商品テストだけの協力なら断ると伝えた。何故なら私が企画に携わる以上、中途半端な妥協や、満足のいく商品を自分自身で使いたいとは思わなかったからだ。 どうせ携わるなら企画から生産までドップリと浸かれる自分自身で毎日使いたいと思える製品を作りたいと思い、そういう関係ならこの話を受けようとリバレイ企画スタッフへ伝えた。これが私が出した最も簡単な様で難しい条件だったのだ。 何故なら、製品開発には多大な労力と時間が必要で、ひとつの生地を選ぶのにも大量のサンプルとにらめっこし、製品テストを繰り返して、耐久性、使い心地あらゆる視点から考察し、生地が決まれば、後は縫製や材料の調達と幾日も掛け製品化に辿りつく膨大な作業が必要だからだ。 拘りたかった部分が一つ一つ形になっていく喜びと、ベストのポケット一つの縫製方法を決定するのに何時間ものミーティングを繰り返し、工場の職人にそのイメージを伝えるのも難しく、技術的な見解と、ユーザー側の意見が交差し、最終的には私から頑固な熟練のクラトマンを納得させる為にミシン場へ頭を下げに行き、私のワガママを聞いて貰った事もある。 そんな日々を重ねていくと、フィッシャーマンとしての私の拘りとクラフトマンの拘りが一致してエキスパートの要求に応えられる製品が完成する喜びがたまらなく痛感でき、今となっては日常の作業の一環としてこの膨大な作業が私のフィッシングライフに切っても切れないライフワークとなっている。 これからも私の本当に満足できる一切の妥協を許さない製品開発と、リバレイの製品製造を行ってくれている双進 福井工場の熟練のクラフトマンとガップリと四つに組み、多くのアングラーに満足して頂ける製品を開発し提供できる様に労力は惜しまず費やしてていきたいと思っている。 今年の新製品のウェーダーやバッグ類にもそれらのコダワリは健全と受け継がれています。 一つ一つの製品のオーナーになられた際には、以上の事をイメージして末永くご愛用して頂ければ幸いです。同じフィールドで同じライズのトラウトを同じフライで釣り上げた事と同じ位の達成感と喜びを分かち合えるほど嬉しく思います。
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