耐風性テストは、人工的に強風を作り出す「風洞実験施設」にて行われます。
すべてのガイロープが地面にしっかりと固定されている状態で、
テントの種類によって最大風速50〜90km/h (秒速14〜25m)の風をあてそれに耐えることを基準としています。
エンジニアは、テストで得た観測データをもとに、
ガイロープ位置の設定やテントの形状を見直し、耐風性を向上させていきます。
ファミリーシリーズのような大型モデルをテストするには、巨大な風洞実験施設が必要となります。
右の動画は、大型風洞施設での
「Base Seconds 4.2」のテストの模様です。
最大風速80km/h (秒速22m)を受けて、
テントは大きくしなりますが、
ポールや生地が破損することなく、
風が止むと元通りの形に戻ります。
耐風性に加え、防水性も厳しくチェックされます。
防水性のテストにおいては、人工的に雨を降らせる「シャワー施設」が使われます。
「1平方メートルあたり毎時200リットルの激しい雨に4時間さらされてもテント室内に雨滴が入り込まないこと」
がテストクリアの条件となっており、テント生地そのもの耐水性だけでなく、
縫い目やフラップ、ドア、ファスナーなどからの浸水がないかも含めた総合的な防水性が確認されます。
ケシュアのテントは、全てのモデルがこの基準をクリアしています。
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