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キャンピング入門 〜第五章 シュラフ&マット編〜

 シュラフには大きく分けて保温性を重視したマミー型と、保温性は少し落ちますが、ゆったりと大き目に作ってある快適性重視の封筒型があります。
 雪山登山や雪中キャンプなど厳しい環境でのキャンプ、あるいはバックパッカーのように極力荷物をコンパクトにしたい場合は、マミー型シュラフ、オートキャンプでは封筒型シュラフのほうがゆったりと快適でお勧めです。
 山間のキャンプ場などは夏場でも朝方少し冷え込むこともあるので、1人1個のシュラフが必携です。小さい子供なら2人で1つでも大丈夫でしょう。


シュラフの種類

1.マミー型  
 その名のとおりマミー(ミイラ)型シュラフ、保温性に優れ、収納もコンパクトに収まるので、荷物の制約の厳しいソロキャンプやバックパッカーなどに向いている。反面、構造上余裕が少ないので窮屈に感じることがあるかもしれない。 中綿量などによりさまざなな環境に対応できるので使用環境に合わせて選ぶ必要がある。
   
2. 封筒型  
 主にオートキャンプをターゲットに快適性重視に作られたシュラフ。余裕があるので寝返りなどもでき、家のふとんに近い感覚で使える。反面、マミー型よりは保温能力に劣り、収納サイズも大きくなる。ジッパーで2つのシュラフ連結できるものや2ピース、3ピースに別れるものなどさまざななタイプがある。


 

 キャンプマットの役割には主に2つあります。まず一つ目はクッションです。芝生のような柔らかい場所にテントを張れば問題ないんですが、砂利の上、固い土の上などだと朝起きると体が痛いなんてことになります。そこで、クッションが入ったキャンプマットが必要になるわけです。もう一つの役目は断熱です。地面は夜の間に結構冷えるもんなんです。 マットを使わないで寝ていると、知らない間に地面に体温を吸収されて朝起きたら体に震えがきたなんてことになりかねません。

キャンプマットの種類

1.エアマット  
 空気を入れるタイプのマット。なんといってもクッション効果は抜群です。また、地面より若干浮いた形で寝るので底冷えもなく、断熱効果もばっちりです。ただし、空気を入れたり出したりする手間がいります。特にオートキャンプにおすすめです。シングルタイプ、ダブルタイプがありますので使用環境、テントのサイズなどで選んでください。
   
2. ウレタンマット  
 クッション効果と断熱効果を両方備えたウレタンマット。折畳式のものやロール式のものがある。コンパクトに収納できるので、ソロキャンプやバックパッカーにおすすめです。
   
3. インナーマット  
 裏地には湿気を防ぐPVC加工。これ一枚でテント内のマットとして地面からの湿気や違和感を防ぎます。
   
4. グランドシート  
 インナーマット同様、キャンプにとって非常に重要なものです。地面からの湿気や浸水をシャットアウトと、テントフロアの耐久性を高めてくれます。


ワンポイントアドバイス

 オートキャンプなら快適性重視の封筒型シュラフとエアマットで決まり。エアマットにはゴムボートなどで使う、車のシガーライターから電源を取る電動ポンプがあればさらに快適!
ソロキャンプ、バックパッカーには高性能でコンパクトなマミー型シュラフとウレタンマットがいい。


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目次
第一章 キャンプヘ行こう(計画編)

第二章 これだけは守ろう!(キャンプ場でのマナー)

第三章 テント編

第四章 タ−プ編

第五章 シュラフ&マット編

第六章 テーブル&チェア編

第七章 灯器編(ランタン等)

第八章 火器編(ストーブ等)

第九章 キャンピング・チェックリスト