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イスカ特集

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エアモデルに採用されている素材です。
現在のダウンシュラフ用生地としては最も軽量な素材のひとつで、1平方メ−トルあたりの重さがわずかに32gとなります。
これは従来の50デニ−ルのナイロンタフタと比較して半分以下の重量です。

このために軽量でコンパクトな収納性を実現することはもちろんのこと、ダウンの特長のひとつであるカサ高性を生かし、しなやかさやドレ−プ性を最大限に引き出します。

(この素材は軽量コンパクト性を追求するための特殊な超軽量ナイロンのため、最低限必要な強度はあるものの、木の枝や岩角などで部分的に強い衝撃や摩擦が加わった場合には、引き裂きなどの破損が起こることがありますので取り扱いには注意が必要です。)

また、この素材はダウンの吹き出しを抑えるための(*)ダウンプル−フ加工を行っており、樹脂などによるコ−ティング加工を施したものではありません。

→ダウンプルーフ加工とは

ゴアテックスは最高度の耐久防水性を持ち、優れた透湿性と防風性を兼ね備えたファブリックです。

ゴアテックスメンブレン(薄膜)は、延伸加工された1平方cmあたり14億個もの微細な孔を持ったポリテトラフロロエチレンと、防水性に悪影響のある油分からの汚染を防ぐ疎油性を持つ層との複合構造体です。

ひとつの孔の大きさは水滴の2万分の一、水蒸気の分子の約700倍に相当します。
このためにゴアテックスファブリックスは、雨や雪やみぞれを全く通さず汗の水蒸気は通過させて、ドライで快適な状態を維持するのに役立ちます。

寝袋やダウンパ−カ−に特化して、その性能向上を目的に開発された画期的な防寒素材です。

透湿性、耐水性、防風性に優れ、特にダウンシュラフのアウタ−シェルとしては最適な素材のひとつです。

ゴアドライロフトをシュラフのシェルとして使用することで、これまでシュラフカバ−に頼っていた外部からの濡れ防止、保温性の向上といった性能をシュラフ自身が持つことができるようになり、シュラフカバ−を持ち歩く必要がなくなることで、装備の更なる軽量化を実現できます。

ウェザ−テックは、特殊樹脂フィルムを2枚の生地でサンドウィッチ構成した3層構造の高機能素材です。

アウトドアで要求される、優れた撥水性(水をはじく性能)と耐水性(水圧に耐える性能)を兼ね備えた高レベルの防水性能を持っています。使用されているフィルムは、無孔質(穴のない)ですが、フィルムの分子間の隙間が大きいため、汗の蒸気(水の分子)は充分通り抜けることができます。

これによって衣服内部のムレを防ぐとともに、不快な結露が発生しにくくなっているため、雨、風、雪のシ−ンに適した素材です。

(*)ダウンプル−フ加工

ダウンシュラフなどに使用する生地素材(ナイロンなど)に熱と圧力を加えることによって、織られた糸自体を変形させて糸の間の隙間を小さくし、ダウンの吹き出しを抑制する加工です。

これは樹脂や糊を使った、いわゆるコ−ティング加工のような隙間をゼロにする加工とは大きく異なります。

ダウンには睡眠中の不感蒸泄による身体からの水分を吸収・発散し、シュラフ内部の湿度を適切に保つという優れた機能があります。ダウンプル−フ加工は、これらのダウンの機能を損なうことのないように一定の通気度を残しつつ、非常に軽くて薄い生地からのダウン抜けを極力少なくすることが可能です。

一方、樹脂などのコ−ティング加工を施した生地では、ダウンの吹き出しをほぼ100%止めることが可能ですが、同時に生地の通気性まで失ってしまうため、ダウンの持つ吸湿・放湿・発散性などの機能を生かすことができません。また、生地に塗られた樹脂などは製品の重量増にもつながってしまうのです。





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